膣内射精障害について説明する医師

膣内射精ができないのは最近のAVのせい?

自慰では問題なくできるのに女性と性交をした場合に膣内で射精できないことを悩んでいる人がいます。
これは射精障害の一つである膣内射精障害と呼ばれるものかもしれません。
膣内ではオーガズムを感じることができず射精にもいたることができない症状の一つです。
快感を得るために行う時にはあまり気にならないかもしれませんが子作りを目的とした場合には深刻な問題となります。
また、一緒に快感を覚えられないことからすれ違いになりセックスレスになる恐れもあります。
原因がはっきりしないため相手の女性に不安を与えることも考えられます。
原因として考えられるのは、自慰行為による刺激への鈍化と心因性によるものです。
射精に至るためには勃起した陰茎に刺激を与える必要があります。
この刺激に敏感になっていて意志よりも早くなってしまうものが早漏です。
また意志よりも大幅に遅くなることを遅漏と言います。
どちらもオーガズムを感じるし、射精に行き着きますがその時間に問題がある障害です。
膣内で射精できないことも遅漏に似ていますが全く射精できないことが異なります。
刺激への耐性がより強いことが原因であると考えられます。
膣内の圧力は手の握力よりも低いので相対的に得られる力に差が生じます。
この力の差がオーガズムに影響を与えます。
普段行われる手による自慰行為で握る力が強い人は膣の圧力に満足することができなくなり、オーガズムを得られなくなります。
このような障害を感じている人は平均とされる手の圧力に比べて倍以上かけていることが確認されています。
この圧力差をなくすようなトレーニングをすることで改善に向かうことがあります。
陰茎にかかる強い力が原因ではない場合、心因性の原因が考えられます。
普段から刺激の強いAVを見ていると、AVで行われていることが平常化して実際の性行為に対して精神的なギャップを感じてうまくオーガズムを得られないことや射精に至らないような症状です。

AVの充実さと手軽さが問題の場合も

R-18の番組を見ているイメージ最近ではネットなどの普及によりAVを見るための垣根が低くなっています。
店舗などの人を介して入手する必要がないため人の目を気にせず入手することができます。
また、未成年が視聴するような機会も増えており、しっかりとした知識がない状態で刺激の強いものを見ることで偏った性への意識が植えつけられる恐れもあります。
このように入手のしやすさも影響して提供される種類も多様化してきています。
AVを提供する側は他との差別化を図るため刺激が強いものやさまざまな嗜好に対応するものを数多く制作しています。
AVは視聴者に性的興奮を与えるために制作されているため、理想的な状態で行われているストーリーによって構成されています。
実際に行われる性行為と比較すると男性はかなり技術を持っています。そのため人によっては、女性を前にしてあのようにうまくできないと言う劣等感を感じることがあります。
その心因性の原因によってオーガズムを感じない状態となり射精ができなくなることもあります。
そのほかにも偏った嗜好によって作られたAVを見ることで一般的に営まれる女性との性行為に満足することができず、強い刺激が得られないことから膣内での射精に至らないことも考えられます。
それは他との差別化を考えてさまざまな種類のAVが出回るようになったこととそのような特別な嗜好のAVを人に知られることなく入手できることが原因と思われます。
改善するための対処としては、交感神経に刺激を与えたり、副交感神経に作用したりする医薬品の処方をしてもらう方法があります。
そのほかには一般的な性行為で刺激が得られるように自慰や相手のサポートによってトレーニングする方法があります。